来月の住宅ローン金利予測
マイホームを購入すると住宅ローンを利用する方が多いかと思います。
新築の場合は入居日が決まっているので、住宅ローンを借りる月を自分で選べません。
借り換えを行う方は、今月にしたらいいのか、来月の方がいいのか、迷うところだと思います。
金融機関によっては、借り換えについては来月の金利と比較できて、有利な方で契約できるところもあります。
また、最短で1ヶ月で借り換え手続きができるので、来月の金利の予測がでた時点で手続きのスピードを落として翌月にすることもできるかと思います。
今回は、翌月の住宅ローン金利がいつごろ予測できるのかお伝えしたいと思います。
来月の住宅ローン金利予測はいつごろ分かる?
毎月の住宅ローン金利は1日に銀行のHPで一斉に公開されます。
ただし、毎月20日頃に来月の金利がどうなりそうかはある程度予測ができます。
- ソニー銀行の金利から推測
- フラット35の金利から推測
ソニー銀行は毎月15日頃に先行して来月の金利を発表しています。
これをベースに推定ができます。
また、フラット35の金利も毎月20日頃に分かるので、こららをベースにある程度推測ができます。
ソニー銀行は毎月15日ごろ金利を発表
ソニー銀行は毎月15日ごろに以下のような形で翌月の住宅ローン金利を発表します。
前月と横に並べて掲載してくれるので、金利が上がったのか、下がったのか見やすくなっています。
※出典:ソニー銀行
こちらをみて、以下のように予測できます。
- 翌月の金利が上昇 → 他の住宅ローン金利も上がる可能性が高い
- 翌月の金利が下降 → 他の住宅ローン金利も下がる可能性が高い
フラット35の金利は毎月20日ごろ予測できる
フラット35は、民間金融機関と住宅金融支援機構が提携して実現しています。
住宅金融支援機構は、フラット35を扱っている民間金融機関からフラット35を買い取り、それを担保とする債権を発行して長期の資金調達を行っています。
※出典:住宅金融支援機構
住宅金融支援機構 発債
この発行している債権の情報が毎月20日頃にHPに掲載されます。
この表面利率の部分が投資家に貸し出す金利です。
※出典:住宅金融支援機構
この金利に各銀行が利益を乗せたものがフラット35の金利になります。
こちらをみて、以下のように予測できます。
- 翌月の金利が上昇 → フラット35の金利が上昇 → 他の住宅ローン金利も上がる可能性が高い
- 翌月の金利が下降 → フラット35の金利が下降 → 他の住宅ローン金利も下がる可能性が高い
(例)
2016年10月:0.34% 先月との差:▲0.03% → 11月フラット35:1.03% 先月との差:▲0.03%
2016年11月:0.41% 先月との差:+0.07% → 12月フラット35:1.10% 先月との差:+0.07%
2016年12月:0.48% 先月との差:+0.07% → 1月フラット35:1.12% 先月との差:+0.02%
2016年1月:0.46% 先月との差:▲0.02% → 2月フラット35:1.10% 先月との差:▲0.02
このようになり、表面利率の先月差がそのままフラット35の金利差になることが多いことがわかります。
住宅金融支援機構発債の表面利率の決め方
こちらは長期金利の推移をベースに決まっています。
なので、毎月、住宅金融支援機構発債が20日ごろだとすると15日前後の長期金利をベースに決めていると思われます。そのときに長期金利 10年国債の利回りをウォッチしてください。
※出典:日本相互証券株式会社
まとめ
ご紹介したソニー銀行の金利から推測とフラット35の金利から推測をみて、来月の金利を予測してください。毎月20日頃には上昇するのか下降するのかわかると思います。
10年国債の長期金利が2月になって1%を越えてきました。
これからさらに上がっていくかもしれません。
低金利の今のうちに借り換えもご検討ください。
私は昨年2回借り換えを行い、トータル800万円も節約しました。
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